日本はデフレへ向かう!?

日本は戦後からバブルへかけて経済的飛躍を遂げてきました。

しかし、バブルの崩壊とともに長くデフレスパイラルと呼ばれる抜け出せないデフレーションのなかに未だにあります。


政府は好景気を目指していますが、今後日本はインフレへと向かうのでしょうか?

それともデフレは今後も続いていくのでしょうか?考えてみました。


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日本はデフレへ向かう!?




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ー 日本がデフレへ向かう理由



  • 円高による輸出産業への影響


去年まで110円で推移していた円相場は、今年に入って円高傾向にあって現在は約106円(2018年3月)です。


日本の自動車の最大輸出先はアメリカですが、1円相場が違うと利益が大きく変わってきます。


また、輸出先第2位はオーストラリアですが、豪州ドルは現在約82円と去年の88円から円高傾向にあります。

このように日本の主要産業である輸出産業にとっては、向かい風が吹いており利益が減ることによって、従業員の報酬も減っていくことが予想されます。


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日本税関資料より転載


  • 電気自動車普及による日本の自動車メーカーの衰退


今後も成長が期待される中国市場は、ガソリンなどの石油燃料自動車から電気で走行できる電気自動車の普及を目指すことを公言しています。


もちろん、中国の狙いは自国メーカーによって電気自動車を普及させることであり、また諸外国へ電気自動車を輸出することによって、さらなる経済成長を目指すことです。


一方、日本国内の自動車メーカーは出遅れていて、現に電気自動車を市販しているのは日産自動車一社のみです。

国も特に電気自動車普及に向けて力を入れるわけでもなく、購入に補助金が出るくらいです。


家電やスマートフォンが韓国・中国にあっという間に追い抜かれたように、今度は自動車の分野で中国に追い抜かれる日がやってくるようです。

バッテリー技術など部分的には国内企業の強みはありますが、総合的な自動車メーカーとしては日本や欧州は太刀打ちできなくなるでしょう。


これはあと5年もすれば現実になると思います。トヨタ自動車はこれから電気自動車市販化に向けて動いているようですが、もっと早い段階でやっておくべきでした。

ハイブリットに注力しすぎて、その間にハイブリットが不要なくらいバッテリー技術が進化しました。特に中国は石炭発電が盛んで電気代は世界的にも安価です。

電気自動車が普及する可能性は大いにあります。



国内にはトヨタの関連企業は山のようにありますが、中国市場を失えば大きく生産台数は落ち込むでしょう。

関連企業の仕事は減り、大量のリストラや倒産が増えるのは目に見えています。

雇用が失われるようになるので、この視点からも日本はデフレに向かうと考えられます。


ちなみに今後成長が期待される、インドやインドネシア、ブラジルなどの市場ですが2016年のデータでは自動車輸出先の10位にも入ってはいません。

所得が上がり豊かになるには、まだ時間が必要と思われます。


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  • イノベーションによるデフレ化

昨今、声高に叫ばれているイノベーション(技術革新)ですがIT・AI・VR・分散化技術・機械化など様々な分野に及びますが、これらが共通していることは効率化、つまり人を必要としなくなることです。

従来よりも人件費がかからなくなるので、より低コストでサービスや商品を供給することができるようになります。

そうなると、そうなってきますが、商品やサービスの値段は下がります。

なぜなら、値段というものは、その商品やサービスに大勢の人が関わっているので、報酬としてその人たちに支払うために、価格付けされています。

もし、より少人数でものやサービスが提供できるのなら、高い値段を付ける必要が無いので価格競争が起こるでしょうし、デフレを引き起こす要因となりえます。


世の中の仕事も減って、職につけない人も出てくるので、この傾向に拍車がかかるでしょう。


将来的にはより多くの人に仕事を行き渡らせるため、週に3日だけ働いて低賃金をもらうような働き方が一般的になるかもしれません。


技術革新はデフレーションをもたらします。一方で低コストな商品やサービスの仕組みを供給することができる一部の人は、富が集中して所得の2極化がますます進むでしょう。



ー デフレになると困ること


デフレはものが安くなって買いやすくなる一方で、賃金が安くなるなど、一長一短があります。

そのバランスが取れていさえすれば、国内で暮らしていくには不便がないのですが、デフレ化していくと困ることがあります。


それはローン(借金)をしている人たちです。

ローンというものは、組んだ時点で未来を予想して貸し借りを行うものです。FXや信用取引などと本質的には変わりません。

収入が横ばいあるいは上がるであろうことを予想して、貸し手はお金を貸し、借り手はお金を借ります。


もしインフレ化すれば、ローンは実質的に安くなるので借り手にとっては得をした!ということになるのですが・・

(月々8万円返済の住宅ローンを組んだ人の給料が30万円だったとして、インフレによって給料が60万円になれば、実質的に支払いは半分になります)


これがデフレ化すれば、ローンは実質的に高くなります。

所得が減ってしまうので、限られたお給料のなかから変わらない額の返済をしなくてはいけません。


リーマンショックで多くの人が持ち家を手放したように、日本国内においても将来的にはデフレ化して家を手放す人が増えていくのではないかと思います。


もちろん、あくまでも予想ですので10年後はインフレ化しているかもしれません。


しかし、どう考えても日本の未来はインフレよりデフレ化する可能性のほうが大きいのではないかと肉まんは思います。


そう考えると経済の動向に左右されやすい、住宅ローンなどの高額で長期の借金は賢い選択とは言えないように思います。

住宅ローンという商品が誕生したのは、【終身雇用】【年金】などが機能していた時代ですからね。

いまはどっちも崩壊していますよね。


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ー 日本は衰退していくのか?


悲観的な予想をしましたが、技術大国の日本にはまだまだ可能性が残されています。


例えば、ロボット分野においては日本はアメリカと並んで高い技術を持っています。自動車の生産設備も多数国内にありますので、少なくなった自動車生産をロボット生産に切り替えて積極的に輸出していけば良いのです。


国内がデフレ化すれば、賃金も安くなるので、国内で生産する手もあります。特に雇用を保つためには検討する必要性があります。

もちろん、現在の生産過程よりも将来は人手がいらなくなるので、いまと同列には比較できませんが。


将来的にロボットは工場の中で活躍するものではなく、私たちの日常生活に溶け込むほど身近なものとなります。

その開発生産メーカーとして日本が活躍できる可能性はまだまだあります。



自動運転などのテクノロジーの分野においても、アメリカに先を越されている感はありますが、日本のメーカーも日夜開発を続けています。

日本はこういった部分的な技術の輸出面でも、トップをとれる希望はあるのです。



正直個人的な思いでは、最近の日本は中国に追い越されています。

よく言われているように、日常の決済ではいまや中国はスマホのバーコードで決済があたり前ですが、日本はいまだに現金支払いが多く、お店によっては現金しか使えないお店も多いのが現状です。


このまま日本がガラパゴス化して世界においていかれないことを願っておりますが、どうも様子を見ていると落ちるところまでおちない限り、日本人は世界に遅れをとっていることに気づかないかもしれません。



かつて長く鎖国をして文明が遅れていた日本は、急速な産業化によって世界に肩を並べるようになりました。

その奇跡的な飛躍を遂げた日本は、もう一度おなじように飛躍を遂げることができると肉まんは思います。



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