【お金】がいらなくなる日は近い!?

お金って何でしょうか?


あたり前のように消費して、稼いでいるお金ですが、これからもお金を稼いでいかないと生きていけない世の中が続くのでしょうか?


肉まんはお金がいらなくなる日は、そんなに遠くない未来に実現すると思っています。

貨幣(お金)の必要がなくなるときまでを簡単に考察してみました。



【お金】がいらなくなる日は近い




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ー 物経済圏時代



人類がまだ素朴な生活をおくっていたころ、貨幣は必ずしも必要なものではありませんでした。

自分で畑を耕し、自給自足をしている人をイメージしてみてください。


彼は畑で必要な食料をつくるので、食べていくことに困ることはありません。

ひとりでは食べきれないので、近所の人にも配ります。

また、近所の人からも作物やものをもらうので、物々交換によってこの素朴な経済は成り立っています。


この経済圏では、お金が入り込む余地はありません。あったとしても、邪魔なものとして誰も使おうとはしないでしょう。

必要なものは自分たちで作り出せるので、物と物との間にお金を挟む必要はないからです。


この素朴な時代の経済圏を仮に【物経済圏】と呼ぶことにしましょう。

物に価値が見出され、貨幣に価値が無いからです。



ー 貨幣経済圏



では、もう少し技術が発達して、工場などで製品をつくる経済について考えてみましょう。

工場で働いている人には、農作物などの物で働いた対価を払うのではなく、貨幣で払われます。


なぜなら、貨幣は農作物のように時間とともに痛むこともなく、あらゆる商品と交換可能な価値の代替としてとても便利な存在だからです。


彼らが工場で作っている製品も商品として貨幣で購入することができますし、彼らが住んでいる住居費も貨幣によって支払われます。

現在私たちがあたり前のように享受している経済圏がこの【貨幣経済圏】ですね。


貨幣が価値の代替をしてくれるとても便利な社会です。



この貨幣は当然、誰しもが発行できるわけではありません。


もし仮に”肉まん券”なるものを発行して、1万肉まんは1万円と交換できます、と売り出したとしても誰も交換しようとはしないでしょう。

なぜなら、肉まん券に価値があるとは誰も考えないからです。


私たちが普段使っているお金、例えば日本円は【日本銀行券】です。日本銀行が発行し、みんながこれは価値があると認めているから価値の代替手段として成立しています。


仮にジンバブエドルのように、ハイパーインフレが起こり、このお金にはもう価値がないとみんなが考えるようになれば、そのお金は価値の代替手段として使うことができません。もう貨幣ではないのです。



【金本位制】と呼ばれる、金を担保として発行されたかつてのお金は、金に価値があるのでお金にも価値がありますよ。という制度になっていましたが、いまの中央銀行(日本銀行など)が発行するお金は、国家を信用してこれをお金として使いましょうと、みんなが認めているからお金として成立しています。

つまりバーチャルな仮想的なお金なのです。


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ー 分散化経済圏



2009年に生まれた【ビットコイン】もまた仮想的なお金です。金を担保にしているわけでもなければ、政府の信用によって発行しているお金でもありません。

ビットコインなどの通貨は仮想通貨と呼ばれますが、名前のとおり仮想的に発行される電子的なお金です。


私たちが普段使っている日本円のように、紙や金属でできているわけではなく、コンピューター上にしか存在しません。


では仮想通貨とは何者でしょうか?それは改ざんされることがない、決まったプログラムに基づいて発行される、発行上限が決まっている、民主的な貨幣です。

長ったらしくなってしまいましたが、どこかの国や政府が発行しているわけではなく、仮想通貨を作った人が発行している民主的なお金です。


そんなことができるの?と思われそうですが、使う人がこれは貨幣であると認めれば問題はありません。

ようは貨幣とは、これには価値があると人々が認めさえすれば、価値の代替手段として成立するのです。


先ほど”肉まん券”は価値が無いのに、同じように民主的に発行された仮想通貨はなぜ、価値が認められるのでしょうか?


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それは、仮想通貨の仕組みにあります。仮想通貨は先程言ったように発行上限が決まっています。これは最初からプログラムされているので変わることがありません。

発行上限が決まっているということは、インフレにならない。お金の価値が下がりにくいということです。

また、仮想通貨が成り立っている仕組みは、分散型と言って不特定多数のノードと呼ばれる人たちが、管理作業をしています。これによって、不正や改ざんをはじく仕組みになっています。

この新しい仕組みの貨幣が人々を熱狂させています。



では、このもう一つのバーチャルなお金は、私たちの生活を変えていくのでしょうか?


仮想通貨の貨幣としての側面(他の側面もある)を見た時に、これが私たちが普段使っている法定通貨に取って代わるかどうかはわかりません。


むしろ、政府の存在意義がある限り法定通貨がなくなることはないでしょう。


仮想通貨は新しい価値の代替手段として、法定通貨と並行して使われていくと思います。


現状、仮想通貨を使うメリットは、

  • 送金手数料の低コスト
  • 仮想通貨そのものの価値の高騰
  • 流動性が高い
  • 誰でも発行でき、資金を調達できる

これぐらいでしょうか?


決済手段としては、手数料(送金手数料)がかかってしまうので、あまり魅力はありません。

日本円で支払う時に、決済手数料として1%頂きます。と言われると困りますよね?

仮想通貨で支払うというのは、現状そんなイメージです。

一番のメリットはやはり、価値の高騰による投機ぐらいですね。



この状況がこれから変わってくる可能性はあります。実際に決済手数料がかからない仮想通貨も出てきていますし、そもそも仮想通貨の分散型技術は社会のあり方、国や政府の存在意義を揺るがす可能性があります



この分散型技術については、別の記事に譲りますが、貨幣技術としての仮想通貨が中央集権としての国の存在を脅かすようになれば、当然国の信用によって発行されている法定通貨の存在理由もゆらいできます。

この時代はこれから少し先の未来です【分散化経済圏】と言っていいと思います。



ー 無償経済圏



次のフェーズは、分散化技術(ブロックチェーン)AIロボットによる無人化が進み、生産コストの大幅な低下が実現します。

そして、いずれかは完全な物の生産の無人化によって、物に値段がつかなくなるフェーズがやってきます。

必要なものは全て無償で手に入るようになります。


夢のような話ですが、現在でもコンピューターのアプリは無償で提供されているものが多くあります。

これは広告がついているもの以外は、開発者のボランティアなのですが、無人化が実現すればそもそもお金を必要とする存在がいなくなります。


例えば自動車が高価な理由は、自動車製造に大勢の人が関わっているからです。

  • 設計する人
  • デザインする人
  • 企画する人
  • 部品の手配をする人
  • 材料を製造する人
  • 組み立てる人
  • 輸送する人
  • 営業する人
  • 販売する人
  • 安全性をテストする人
  • 他にもいろいろと


1台の自動車に実に多くの人達が関わっています。この関わっている人たちが十分な暮らしができるようにお金を払わなくてはいけません。


しかし、AIが豊富なデータや物理演算によって自動車を設計し、必要な材料や製造工程を弾き出し、実際に工場のロボットたちによって無人で製造されれば、1円たりともコストはかからないのです。


まるでSFのなかの話のようですが、私たちが行き着く先はこのフェーズです。

その世界では、価値を代替してくれる貨幣は存在しているでしょうか?

おそらくは、人間の手によって作られた物に対して支払われる、貨幣に相当する交換手段は残っていくでしょう。


しかし、このフェーズに至れば、全てのひとは満ち足りているので、貨幣のようなもので物を我がものにしようなんて人はいなくなっているかもしれません。

この時代にいたると【無償経済圏】が完成します。


人間には何らかの生きる目標が必要です。お金を稼ぐことが目標ではなくなった時に、人類はなにを目指すのでしょうか?

その目の先は、宇宙への探索や人類の英知が及ばない領域へと進んでいくと思います。







この記事へのコメント

  • 仮に無償経済が実現ができるほどにAIが発達した社会であれば、人間を超えたレベルでの認識をAIが行い、研究を行っていくとおもうので、人間自身がわざわざ何かを学んだり、リスクを冒して星間飛行をするのは、ただの娯楽に見られそうですよね。現代でもテレビで無人島生活やyoutubeで原始生活をあえて送る人がウケてるように。

    ただ、どの時代にも純粋な権力欲を持った人たちはいるとおもうので、モノに不足がないにもかかわらず、争いは絶えない社会は続くともおもいます。
    2018年02月23日 03:24
  • yosshi

    そうなんです。

    人間は働く必然性がなくなり、人間の活動はやりたいことをする。
    つまり遊ぶことだけになっていくでしょうね。

    無償経済が実現されてもなお権力を欲する人間が存在し続けるかどうかは興味深いところです。

    ただ、将来はナノテクノロジーによって体内のナノロボットによって、そういった欲求ですらコントロールできるようになるかもしれません。

    良いか悪いかは別として、争いが起こらなくなる共感的な社会になるのは案外近いのではないかとわたしは思います。

    また、ナノロボットを介してテレパシーのように人間同士が想いを共有するようになるでしょう。

    あえて、ナノロボットを受け入れない人も存在するのでしょうが、いま現在スマホを使うような感覚でナノロボットは普及していくでしょう。

    いま書いたことは、憶測に過ぎませんが未来がどうなるか楽しみですね!

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    >仮に無償経済が実現ができるほどにAIが発達した社会であれば、人間を超えたレベルでの認識をAIが行い、研究を行っていくとおもうので、人間自身がわざわざ何かを学んだり、リスクを冒して星間飛行をするのは、ただの娯楽に見られそうですよね。現代でもテレビで無人島生活やyoutubeで原始生活をあえて送る人がウケてるように。
    >
    >ただ、どの時代にも純粋な権力欲を持った人たちはいるとおもうので、モノに不足がないにもかかわらず、争いは絶えない社会は続くともおもいます。
    2018年02月28日 19:27